DOOR to ASIA 子どもデザイン教室

こんにちは、pensea Next Switch のあゆみです。

なんと、今回のワークショップは”アジア8ヵ国の著名デザイナー”とのコラボレーション企画!

国際交流基金のプロジェクト「DOOR to ASIA」と言う アーティスト イン レジデンス として気仙沼・陸前高田で受け入れ企業を募り、10日間滞在し、企業のデザインアウトプットをする、国際交流の目的として2015年より、スタートしました。

私、鈴木が誠に恐縮ながら、地元デザイナーとして、気仙沼の事業者様とどんな関わりやデザインをしてきたかなどのお話をする場を頂き毎年参加させていただいておりました。
3回目となる2017年。
今年はそのお話会に加え、なんと Next Switch とコラボ企画とし、海外のデザイナーさんとこどもたちがデザインセッションする場を開催することができました!
子どもたちにとっては、デザイナーさんやデザインに触れる機会はもちろん、文化や言葉も違う新しい価値に触れる場となり、
たくさんの刺激を感じてもらえる場になったとおもいます。
そして、デザイナーさんたち。
毎回、滞在期間中はハードなスケジュールなので、どんな場になるかハラハラどきどきでしたが、DOORの最高のスタッフの
おかげでとっても実りのある場となりました。

当日は、お隣の陸前高田、箱根山テラスを会場にしいつもとは違った空間でこどもたちもちょっと緊張気味。
さらには、英語や飛び交い、言語が違うデザイナーさんとチームとなりひとつのものをアウトプットすると言う、未知の世界。

そんな心配はもとより、子どもたちは早くもデザイナーさんたちとハイタッチ!
さっそく仲良くなっている子たちもいました。

そしていよいよ開催!

こども2人〜3人と、デザイナーさん一人がチームとなり、計8チーム。
マレーシア ーMalasysiaー
タイ ーTailandー
インドネシア ーIndonesiaー
台湾 ーTaiwanー
インド ーIndiaー
中国 ーChinaー
フィリピン ーPhillippiensー
韓国 ーKoreaー

【当日の流れ】

1.アイスブレイクで通訳さんをかえし自己紹介
2.子どもたちが思い描く地元の象徴をイラストで描いてもらう
(デザイナーさんに通訳を通しどんなものかを説明)
3.デザイナーさんは子どもたちが描いたモチーフをデザイン素材として受け取りアウトプット。
4.みんなで発表!

ざっくりとした流れですが、英語や日本語、子どもたちと海外のデザイナーさん。
いろんなものが入り混じり、カオスが場が逆に熱量がアップ。
海外のデザイナーさんそれぞれが自国の定番なお菓子を持ってきてもらい、こどもたちと交流しながら
いい雰囲気でスタート。
そのカオスな雰囲気にのせられてか、みんなすごい勢いでイラストを描いてる!
お母さんやお父さんも一緒になり、チームそれぞれ、テラスでテーブルを囲むチーム。
テラスに座り込み、みんなでまったりしながら相談するチーム。
絵に夢中な男の子を必死で通訳し、デザイナーも必死でそれを理解しようとするチーム。

ここまでくると、言語なんて関係ない!そう思わせてくれるチームワークでみんな笑顔いっぱいで作業に取り組んでました。
モチーフとして描くことで、言語を飛び越え理解し合い、言葉以上の想いをやりとりできたのかもしれません。

とはいえ、みんなまだまだ小学生低学年。
やっぱり時間切れ!集中力がきれたところで、デザイナーさんに本格バトンタッチ。
今まで和気あいあいでとても楽しそうにしていたデザイナーさんの笑顔が一変。
やはり、本場のプロ。
こどもたちからバトンを受けとった瞬間から、デザイナーモード前回!
こちらのスタッフ側も話しかけにくいくらいピリピリしたムード。
それはそう、、
何と言っても今回は締め切りが1時間。
こんななオープンな場で、本場のデザイナーさんの作業風景が見れるなんて本当にレアです!
スタッフもかなり興味津々であっという間に一時間が過ぎていきました。

そしていよいよ発表の場。
自分の描いた絵がどんなものになっているか、こどもたちもかなり緊張&楽しみな様子。

それでは、発表!!!

マレーシア ーMalasysiaー

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タイ ーTailandー

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インドネシア ーIndonesiaー

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台湾 ーTaiwanー

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インド ーIndiaー

中国 ーChinaー

フィリピン ーPhillippiensー

韓国 ーKoreaー

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こどもたちも、自分の描いたものが想像以上のアウトプットになっており驚いていた様子。
そして何より、子どもたちも新しい刺激にとってもハイテンション。
デザイナーさんもこどもたちからのインプットでこの数日とはまた違った生き生きとした表情に。
みんな、はじめのどきどきした緊張の表情から、打って変わって笑顔いっぱいのいい笑顔に。

「こども」と言う先入観、「言葉が通じない」と言う先入観、
いろんな制約があったにも関わらず、デザインを通じ、国境を超えて心を通わせひとつのものを作りあげた
チームとして、とってもすばらしい成果となりました。

みなさん、お疲れ様でした!!!

また来年も開催しましょう!

浜のまちがっこう

みなさん、こんにちは pensea Next Switch あゆみです。

梅雨も明けて、いよいよ夏の準備!
やっぱり気温が上がると、心もあがる!
わたしだけでしょうか。。

さて、今回はデザインワークショップ「キッズワークタウン」に続き、2回め!
まだまだ模索中と言えど、前回のクオリティとみんなの笑顔でどんどんよいものになっていく気がしています。
こどもたちの可能性は無限大!
苦手意識を持たず、自分の伝えたい想いやコトが楽しくなる!そんな風にインプットを楽しみながら自分でアウトプット
してもらえたらと日々ワークショップを模索中です。

今や「クリエイティブ」という言葉や「デザイン」という言葉はいろんな場面で使われています。
わたしたちが子どもの頃はとても遠い存在で、どんなことをする人なのかまったくわかりませんでした。
むしろ”デザイナー”という言葉は高校生になり知ったかもしれません。

どんな仕事でも、場面でも、固定観念にとらわれず、自由に発想する力。
いろんな視点で捉えられる柔軟な目線。
こどもの頃の豊かな心を、そのまんま伸ばして、どんな職業についても「クリエイティブな発想」に捉えられること。
ちょっとした心がけひとつが、『自分たちで選択肢を持つこと』につながると信じています。

好きな言葉で『復古創新』という言葉があるのですが、
先人の方々が培われた歴史、文化。
震災により失われてしまったものもあるけど、まだまだ残せるものもたくさんある。
残さないといけない、大切な地域の価値の欠片だと感じます。
そうした歴史や文化も、見渡せばきっとたくさんあるはずです。

このデザインワークショップを通し、少しでもそうした価値を、今のかたちで残し、繋げ、伝えること。
楽しみながら!
そう思い活動しています。

前置きが長くなりましたが、
今回は”唐桑まちづくり協議会”と言う各自治体ごとで活動し、いくつかの分科会に分かれている、
教育分科会という集まりに参加している団体とコラボレーションのワークショップ。

主に、教育分科会ではこの地域の子どもたちに学んでもらいたいことを話し合いワークショップやイベントとして実践して
います。
その中で生まれた、「浜のまちがっこう」。
この唐桑という独特の食文化や漁村文化が残る地域で、震災以降、こどもたちの遊びは海から遠ざかっていました。
唐桑半島と言う土地柄、ほとんどが海に囲まれた地域。
長細い地形の真ん中に、背骨のように国道が走っており、車を走らせると左右どちらかには海が見えるほど。
この6,000人弱が暮らす町には、34もの浜があります。
そして山にも恵まれ、海の暮らしと山の暮らし、両方がほどよく生活に馴染んだ暮らしが続いていました。

震災以降、その暮らしに、「海」の暮らしが遠のいてしまっている現状。

やはり海の町、この唐桑には欠かせない要素だと、協議会の中で話し合いが何度も繰り返されました。
そんな中から生まれた『浜のまちがっこう』。

昔は短かで当たり前だった暮らしですが、震災で遠のいてしまった今。
こうしたひとつの学校以外での学びの場として、地域の大人が先生となって教えていくことを目的としています。

今回は、気仙沼市唐桑地区で活動する任意団体「からくわ丸」と「かわくわまちづくり協議会教育分科会」共催し開催しました。

当日は、からくわ丸の学生部隊も一緒に伴奏し、またまちづくり協議会高校生部隊の「ring」もワークショップ伴奏に勤めました!当日の流れは以下の通り。

<午前中>
みんなで釣りっこ!対決!

<お昼のカレーづくり>
唐桑中の食材を集めて、唐桑だけの食材で作る「よく噛むカレー」作りに挑戦!

<デザインワークショップ>
お昼のカレーづくりをもとに、「唐桑食材マップ」を作ろう!

朝からみんなで釣りっこをしながら、唐桑で釣れる魚を知ろう!ということで、はじめての子も、プロ顔負けの腕前の子もみんなで釣りっこ!
釣った魚によりポイントを集めて決戦。

お昼には、唐桑地区にある食材だけを集めて、カレーづくりに挑戦!テーマは「よく噛むカレー」昼食後、みんなで当日使用した食材を描いて『唐桑食材マップ』を作ります。
地域で採れる食材を理解しながら、一つのマップに仕上げることでより深く郷土を理解するきっかけづくりをします。


午前中のたっぷり実践したインプットで、最後の締めとなるデザインワークショップでは思いっきりアウトプットをして仕上げました。

『デザインワークショップ』
みんな午前中からの釣りっこや、カレーづくりでお疲れの模様。笑

それでもiPadを片手にしたとたん、俄然やるき!
やっぱりみんなアプリ操作は問題なし。

午前中に食材を自分たちで選んで、調理したせいか、絵も早い!
あっという間にイラストが出来上がってきていました。
「唐桑でかぼちゃが採れるんだ!」
「これうちのばーちゃんが持ってきたやつ!」

そしてメイン食材となった”タコ”!!!
タコといえども、茹で方ひとつで味も硬さも変わる!
みんないつも食べるタコの茹で方に興味津々。

唐桑で採れた野菜や海産物、それぞれ午前中の振り返りをしながらイラストを仕上げていきあっという間の時間でした。