『キッズワークタウン』

『キッズワークタウン』

みなさん、こんにちは。
Next Switch あゆみです。

先日、JC気仙沼青年会議所で開催の「キッズワークタウン」にて出張デザインワークショップを行ってきました。
場所は平成29年3月を持って閉校となり、現在では廃校となっている本吉町の小泉中学校。

小泉中学校の学区内の多くが津波被害を受けたことで、生徒数も激減。
内陸部の通夜中学校へと統合することとなったのですが、まだまだ新しい学校と言うこともあり、教室も机も全て新しい!

当日、9時から開催なので、8時には学校へ向かうとすでにJCの皆さんが準備に駆けずり回っていました。
JC主催のキッズワークタウンとは、市内事業所の協力の元「警察官」「消防士・救命救命士」
「弁護士」「
ヘアデザイン」「ネイルアート」「デザイン会社」などの19の仕事の様子を実際に体験できるというもの。
気仙沼・南三陸在住の小学校4・5・6年生を対象に100名のこどもたちが集まりました。
今年で4年目ということもあり、子どもたちにも浸透しておりすぐ定員になったようです。

わたしたちはpenseaとして教育事業「ネクストスイッチ」を今年2017年1月にスタートしてプレワークショップを何度か重ね、初市内での大勢のワークショップに参戦です。

「デザイン会社」の体験ということで、お題は「気仙沼のPR地図を作ろう」ということで
思い思いの気仙沼らしい絵を描いてもらいました。
子どもたちが描いたものは、ただのイベントの中だけでなく、実際に使われるよう仕込み中!
市内で使われるのがとても楽しみです!

ワークショップの流れとしては、Next Switch の大切にしていることとして次世代につながる「データ」として<残すこと>そして、<後世につなげる>こと。
そのツールとして、ソフトバンクさんにご協力頂き、iPadを30台用意し、adobeのソフトを使って手描きのイラストをあっという間にデータ化します。

1.デザインとは? 説明
2.お題「気仙沼のPR地図を作ろう」
それぞれが思う、気仙沼らしいモチーフを自由に描いてもらう
3.いよいよiPadを使ってデータ化
4.データにしたイラストにiPadで色をつける


一回の授業が1時間30分なので時間があるようでない。。
1日4サイクルを行います。

子どもたちにとってはまったく知らない機材を使っての授業。
内心ドキドキでしたが、子どもたちの覚えが早いこと!
一度説明するだけでサクサクアプリの使い方を覚え、あっという間にイラストを色付けまで仕上げていました。

DSC_0878

はじめは、イラストを描くことに抵抗があったこどもも、アプリの楽しさを覚えたくさんモチーフを描いてくれました!
見渡してみると、大人からは見えない気仙沼の魅力がたくさん!
こどもたちにはこんな風に見えていたんですね〜
いびつで目玉の大きな魚や、わかめ、牡蠣、ほたて、タコ、メカジキ。
みんな気仙沼のことをよく知ってる!
タコもしっかり脚が8本。
メカジキのフン(口の上についているとんがったやりのようなもの)もしっかり。
船だって、サンマ船や小漁の船。漁師さんのカッパ姿。

『豊かな海のまち』をこどもたちの絵から伝わること!


Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/penseaorg/pensea.org/public_html/wp-content/plugins/smart-slider-3/library/smartslider/libraries/slider/slides/slide/container.php on line 42
previous arrow
next arrow
ArrowArrow
Slider

女の子、男の子、絵が苦手な子、得意な子、
みんなの絵をみているとそんな小さな違いなんて感じさせない、こどもたち個人個人のキャラクターが出ていて味のある、何度見ても飽きない、とってもかわいいモチーフばかり。

大人になると一つの固定観念で目に見えるものを捉えてしまいがちだけど、目に見えにくいたくさんの想いや、思い出を伝えるのに、本来大切なワクワクを、こどもたちに教えてもらった気がします。
保護者の方のひとことで「自分のこどもがこんなかわいい絵を描くの知らなかった!」と言ってとてもうれしそうに話してくださいました。

”苦手”と思ってしまっているのは、大人の先入観なのかもしれませんね。
「伝えたい」感じたままに描いたこどもたちの絵は、そんな先入観など感じさせないこどもたちの素直な目線で描くモチーフは、それぞれホンモノには多少違かったとしても、それ以上に「伝える」ということを教えてくれたいきいきとしたイラストでいっぱいでした。

この時間内ではみんなに「イラストを描いてもらい、モチーフにする。」というところまでで終わりですが、仕上げは、気仙沼の地図にみんなのイラストを全部のせて組み合わせ、「気仙沼オリジナル包装紙」を作ります。
組み合わせるのが楽しみです!!!

JCの皆さん、お声掛け頂きありがとうございました!

【概要】
《イベント名》
JC寺子屋 2017 キッズワークタウン
《開催場所》
小泉中学校 ※廃校 (〒988-0333 宮城県気仙沼市本吉町平貝123)
《主催》
JC気仙沼 青年会議所
《共催》
pensea Next Switch その他19企業
《協力》
気仙沼市・一般社団法人まるオフィス・ソフトバンク株式会社・株式会社シスラボ・ユーロポート株式会社・K-port
《実施日時》
2017年7月16日(日) 9:00〜17:00
《参加者》
気仙沼市内・南三陸町内小学生4・5・6年生
《協力団体》
気仙沼市・気仙沼市教育委員会・南三陸町・南三陸許育委員会・気仙沼商工会議所・気仙沼市青少年育成協議会・株式会社三陸新報社・気仙沼ケーブルネットワーク株式会社・河北新報「リアスの風」