2018年に入って早々1/14に、気仙沼市唐桑半島の名物女将がいる民宿「唐桑御殿・つなかん」でデザインワークショップを開催しました。
pensea Next Switchがワークショップを開催する際の対象は子どもがほとんどなのですが、今回はつなかんに関わる「おとな」がたくさん参加してくれました◎
つなかんは宿泊のお客さんだけではなく、地元に暮らす老若男女が集まる場所になっています。
もともとは震災後にボランティアで唐桑に来てくれた学生たちが滞在する場として解放していた家屋(唐桑御殿と呼ばれる立派なお宅)を、女将である菅野一代さんの「学生たちがまた唐桑に帰ってこれる場所にしたい」という想いから、民宿に改装して営業を始めたのがつなかんの始まりです。
そして今ではつなかんのまわりに、海水風呂つきサウナカー・ツリーハウス・大きなウッドデッキ・バーカウンターがある蔵・シェアオフィス、そして目の前には大きな海が広がっていて、ちょっとしたテーマパーク「つなかんランド」になっています。
そんなつなかんランドに何があるのか一目でわかる「つなかんランドマップをつくろう!」ということで、今回のワークショップが開催される運びとなりました。
簡単に説明をしたあと、すぐにつなかん周りを歩いて思い思いに写真を撮ります。
こちらは蔵を撮っている方
ウッドデッキの上で、ツリーハウスを撮る人もいれば海を撮る人もいるし、遊びまわる子どももいます。
つなかんから見える海はこんな感じ。
写真を撮ってきたら、早速デザイン制作スタート!
体を使って形を確認。笑
こちらはつなかんと女将の一代さんの似顔絵
その一代画伯、渾身の作品。笑
今回最年少参加のふくちゃんはパソコンに興味津々。
こちらは漁へ出る漁師さんを見送る時に使う福来旗(フライキ)。気仙沼ならではですね。
男性と女性で絵のテイストや色使いが違うのも印象的でした。
そして、みんなのデザインをまとめたマップのお披露目です。
びっくりしている人もいれば、笑っている人もいてとってもあたたかい瞬間でした。
こちらが完成した「つなかんランドマップ」。
つなかんがどんな場なのか一目瞭然!
Next Switchでは子どもを対象にデザインワークショップを開催してきましたが、今回は大人を対象にした初めての試みとなりました。
子どもたちの「視野を広げる」「選択肢を広げる」「自分たちが暮らす地域を見つめ直す」といった活動をしてきましたが、大人たちも自分が描いた絵がデザインに変わっていく過程を目の当たりにして、子どものように目を輝かせていたのが印象的でした。
デザインは、物事を見つめ直すことからはじまりますが、実際に手を動かしてできたアウトプットは当初予想もしていなかったものが生まれたりします。
このワークショップで目を輝かせた大人たちは、ちょっと先の未来にワクワクが待っていることを、子どもたちに精一杯伝えてくれるはずです。
私たちが子どもたちに伝えようとしていることを、すこしでも多くの大人たちと一緒に伝えていくことができれば、豊かな文化がこの地域に根付いていくの
ではないかと感じる1日になりました。
最後にみんなで集合写真。
今回生まれたデザインは、今後つなかんのホームページなどで利用していく予定です。