気仙沼市立小原木小学校6年生総合学習「小原木◯◯(まるまる)テーマパークMAP」

気仙沼市立小原木小学校6年生総合学習「小原木◯◯(まるまる)テーマパークMAP」

2017年11月、今年度いっぱいで閉校を迎える気仙沼市立小原木小学校にて、総合学習の成果発表に向けてのマップづくりを行いました。

今回は気仙沼市唐桑半島で地域協育に取り組んでいる、一般社団法人まるオフィスと共に授業のサポートを行いました。

 

2018年3月で閉校する小原木小学校。最後の卒業生となる6年生が、これから先小原木がどんな町になってほしいのかを考えた結果「人と人がつながる町」にしたいとまとまりました。

自分たちが6年間過ごした小原木小学校の閉校後の有効活用を中心に周辺の資源を活かした、住民も外の人も足を運んでみたくなる「小原木◯◯テーマパーク」をMAPに落とし込みます。

 


まずはこれまでの授業で考えてきたことをおさらいします。

なにをMAPに入れていくのか書き出していきます。

そしていよいよデザイン制作スタート!

みんなで役割分担しながら絵を描いていきます。
時々先生のアドバイスにも耳を傾けます。

子どもたちが考えた小原木のご当地キャラも誕生しました。

みんなの学校での思い出を盛り込んだオリジナリティ溢れるキャラクターに仕上がりました。

自分たちが6年間ともにした学校を中心に、お店や地物の木材を使った遊具、新鮮な食材を購入できるショップや、大理石海岸などの観光地を有効活用するための歴史博物館などを盛り込み、1日の観光コースとしても考慮したマップが完成しました。


完成したMAPは校内の発表にとどまらず、海洋サミットやまちづくり協議会など様々な場所で多くの方々に目にしていただきました。
閉校式の際には参加いただいた方々にも配布しました。

また、小原木公民館にも設置させていただき地域住民の方々にも目を通していただいています。

唐桑中学校3年生総合学習支援

みなさん こんにちは、pensea Next Switch のあゆみです。

ちょっとずつ回数を重ねてワークショップのカタチがようやく落ち着いてきました。
そしてはじめて、学校でのワークショップ活用となりました。

場所は、唐桑町唐桑中学校。
今回は3年生の海洋教育授業のまとめ。
気仙沼市内では、以下のような思いのもと、海洋教育を授業の総合学習として力を入れております。
その実践校として、唐桑中学校も参画。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『海洋教育促進研究拠点」としての連携協定を締結』
- 東京大学との連携による海洋教育の推進をさらに強化する取組み -

■「海洋教育」は,海と人との共生を実現させるために,海に親しみ,海を知り,
海を守り,海を利用する学習を推進します。

■各学校や地域で展開されてきた海に関する学習活動を,「海洋教育」の視点で
仕立て直し,「海と生きる」気仙沼市の子どもたちが,海を素材として,地域
のよさやそこに生きる人々の智慧に学ぶ場を作っていきたいと考えています。

■気仙沼市教育委員会は,平成26年8月に東京大学海洋アライアンス海洋教育促
進研究センターと「海洋教育促進拠点」として連携協定を締結しています。研
究指定校や教育研究員への指導・助言を始め,海洋教育の普及推進に支援して
いただいています。

■今回の協定は,東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターが,全国
5カ所程度に「海洋教育促進研究拠点」を新たに設けるもので,これまで以上
に海洋教育の推進・連携が深まることになります。「海と生きる」気仙沼市の
子どもたちの学びが,さらに充実・発展していくことが期待できます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

年間を通して、かなりの時間を費やし、事業自体も新しい取り組みということから先生たちも試行錯誤
されながら、自分たちの地域の格となる”海”についてそれぞれの学校独自の視点で学びを深めている。

唐桑中学校では、その海洋教育には昔からの歴史や漁業を営む地域の方々の知恵が不可欠という
想いから、地域のさまざまな分野の方を講師としてお招きし、学習の幅を広げている。
これまでの講師陣としては、
・唐桑唄い込み保存会
・七福神
・気仙沼漁協 唐桑支所
・一般社団法人まるオフィス
など、それぞれの活動分野を専門知識としてこどもたちに伝え、実際に授業の中で実践し子どもたちとの
意見交換や、学びを深めている。

今回は、
その最終的な発表の際に、まとめる”冊子づくり”としてお声がけ頂き、ワークショップを開催致しました。
まずは冊子作りのポイントやデザインやレイアウトについてのお話をしながら作業開始。
ひとつの冊子をつくるのに以下のようなことを分担しながら仕上げていきました。

●商品づくりに欠かせない撮影班
●冊子づくりのレイアウト班
●イラスト
●レシピ集作成

それぞれの担当は、時間が少ない中、おやすみの日に集まったり、授業の合間をぬって力を合わせて作り上げていました。

そうしてできたのが以下の冊子。


Warning: "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/penseaorg/pensea.org/public_html/wp-content/plugins/smart-slider-3/library/smartslider/libraries/slider/slides/slide/container.php on line 42

プロ顔負けの写真からレイアウト!
本当にこどもたちだけで仕上げたの?!と思うような見栄えと、内容の濃さ、視点で先生たちもびっくり。

無事に出来上がった冊子は、中学校の文化祭にて地域の方々に配布。
文化祭の教室では、この冊子ができあがるまでの過程や、これまでの学びを思い思いに発表していました。
私たちの頃とはまた違った文化祭の色。
震災があり、この海洋教育が授業に導入されて2回目の文化祭。
その成果が詰め込まれた発表に地域の方々は目に涙を浮かべていた。
そしてわたしも、
こんなにも、中学生の想いと、地域の方々の想いが重なり、ひとつになった文化祭ははじめてで涙がでそうになりました。

そして、
この海洋教育の発表が後日行われ、気仙沼市でも評価を頂き、地域の代表として東京大学の発表の場まで参加され
唐桑中学校の生徒たちの冊子が、地域を飛び越え評価頂いたとのこと。

こどもたちの感性と、そして深い思いを感じたワークショップとなりました。